あらゆる世代でできる合気道 【人間学合気道】藤平光一の合気道・中村天風の心身統一道・安岡正篤の人間学

緊急事態宣言を受けて(村山實会長挨拶)

会員の皆様へ

村山 實会長 実心館合氣道会 会長 


会員の皆様ならびに保護者の皆様に謹んでご挨拶申し上げます。

日頃より当会の活動趣旨にご理解とご協力をいただき、またこれに賛同し、稽古に参集いただいていること、心より感謝いたしております。

この度の新型コロナウィルスの感染拡大が、皆様はもちろん、身近な方々に及ぶことのないよう、日々赤心の心で念じておるわけでございますが、報道によりますと、現在、爆発的な感染拡大とはいえず、さりとて減少傾向ともいえないような状態で推移しているとのことです。

当会におきましても、感染拡大予防のため、2月末に全国の小学校から高校などに休校の要請が出されたことを受け、3月2日より1週間の休館、さらにもう1週間延長し、15日までの臨時休館という措置を取りましたが、感染者の減少傾向が見られず、ついに当会が本部を置く神奈川の地でも緊急事態宣言が発令されたのを受け、4月8日から当面の間、臨時休館として、全国民と共に実施する休校・休業・外出自粛に協力し、一刻も早く日常と社会生活が取り戻せるよう、努力することといたしました。

これによって会員の皆さまへも多大なるご迷惑をおかけしているこ
とに心よりお詫び申し上げます。

まだ事態の収束が見えない状況ですので、今後の稽古の運営、月謝・会費・参加費、あるいは行事などへの対応の方向性も、時世の先行きが不透明で決めかねている現状です。

当会といたしましても、会員各位への充分なる対応が実現できるかどうか分かりませんが、誠実に善処していく方向性を模索して参ります。

思えば私の提唱して参りました合氣道は、ただ単なる勝負・優劣・遅速・強弱を競い合う狭義の武道範疇に留まることのない、日常生活に、あるいは自己の人生に有意に活用し得る「人間学」として自己の人格を高め、錬成することによって人間的な豊かさを目指していくべき道としてきたものでした。

しかし、この未曽有の国難ともいうべき見えない〝敵〟の攻撃に対して、いま我々日本人全体の「心」が荒廃しているように感じられてなりません。

報道を見れば、不平、不満、否定、批判、批評ばかりです。日本人全体がそうした「病」に侵されつつあることが、もしかしたらウィルスに侵されるよりも、もっと恐ろしいことかも知れません。

もちろん政府や自治体の対応ぶりを見ると、どれもスピード感に欠け、国民の期待に応えるようなものでないのは事実だと思いますが、我々日本人のみならず、世界中の人々にとってこれほどの大規模な危機は、まさに未曽有の事態です。

誰がこのような事態を想定し、実際にそれに対処するあらゆるノウハウを準備していたでしょうか。ましてや責任ある立場の人たちの重圧は、我々には計り知れないものがあります。

無責任に他者を攻撃(口撃)することは誰にでもできることですが、スピーディーに的確な対処策を講じ、そのすべてに責任を持てる人が、果たしてどれほどいるでしょうか。

いまこそ我々が求めてきた、他を思いやり尊重し、稽古という自己研鑽を通じて人格向上を目指していく「人間学合氣道」の精神が必要なときではないかと思うのです。

かつて東日本大震災で、世界中が感嘆した「本人の一体感」と「自助・互助・共助・公助」の底力が、日本人にはあります。文句をいう前に、受け容れ尊重し、自助努力によって、自ら他の助けになる、国の助けになる、世界全体の助けになるよういましばらくの間、引き続き外出の自粛、人との接触の自粛など皆様と共に努力を
して参りましょう。

なおこの後、この長期の休館期間中、少しでも会員の皆さまとの繋がりを持ちたいとの趣旨で、本部職員が「オンライン稽古」を実施すべく準備をしています。

普段の稽古とは、また異なり、行き届かない点もあろうかと思いますが、少しでも会員の皆さまのお役に立てるならばと計画しているものです。是非奮ってご参加いただきたく、私からもお願い申し上げます。






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