よくある質問Q&A
実心館合気道Q&A よくある質問
実心館合気道について、よく受ける質問を集めてみました。
参考にしてみてください。
入会に関すること
稽古の様子を見学できますか?
もちろん、見学できます。
ただし、各道場や教室により、
稽古の日時、休館日などが異なりますので、
お出かけの日が決まりましたら、
ご希望の道場、教室に直接、
お電話やメール(お問い合わせ)などで、
稽古の有無をご確認のうえ、
お越しください。
見学は無料です。
まずは、クラスの雰囲気をご覧ください。
体験入門はできますか?
体験入門は、1回の稽古のみ有料にてお受けしています。
事前に、ご希望の道場・教室に予約を入れてください。
料金も道場・教室によって異なります。
ただし、行事や指導員の確保などの関係から、
体験入門をお受けできない場合もありますので、
必ず事前にお問い合わせください。
もちろん、1回の体験では、難しい技はできません。
稽古の雰囲気と、どんな流れで稽古をするのかを体験し、
楽しんでいただく感じです。
服装は、ジャージなど動きやすい格好であれば
何でも構いません。
ただし、膝が隠れるようなズボンを
着用した方が良いと思います。
稽古のある日でしたら、
基本的に見学はいつでもできますので、
まずはご見学をおすすめします。
短期コースの入門を希望しています。可能ですか?
基本的に短期コースなどの設定はありません。
それは柔道・剣道・書道・茶道・華道など、
日本の伝統的な「道」と名のつくものなら
どの道も同じですが、
短期間で修得するのは難しいものです。
しっかりと腰をすえて、
じっくり学んでいただかなければ、
本当の「道」の深みがわかりません。
それこそ武道はなおさら
「生兵法はケガのもと」です。
子どもの習い事として考えたときにも、
「いろいろな経験を…」とあれこれ短期間で、
たくさんのものに手を出すよりも、
少しの「道」にしぼって、じっくりやらせる方が、
子どもの人格形成上にも有用です。
ただし、さまざまなご事情によって
不定期の稽古参加、短期の稽古など
若干名の受け入れをしています。
まずは道場・教室の担当指導員にご相談ください。
メガネをかけたままでも、できますか?
充分に可能です。
もちろん、ちょっと首を動かしただけで、
メガネが外れてしまうようでは困りますが、
顔にフィットしているメガネなら、大丈夫です。
メガネの方や、コンタクトレンズで稽古をしている方も
たくさんいらっしゃいます。
入会金とか、月謝など、最初にいくらかかりますか?
当会の入会金は、子どもから大人まで、
一律8,250円です。
その他に、入会時には、
- 月謝
- 教科書代
- 道着代
- 保険料
などが必要ですが、道場や教室によって
多少の違いがありますので、
直接電話かお問い合わせフォームにてお尋ねください。
その際、入会を希望されるご本人の年齢や学年、
学生・社会人…などによって月謝が違いますので、
これを明記してお尋ねください。
合気道は、空手や柔道と、どうちがうのですか?
合気道と、空手や柔道とは、見た目にもだいぶ違う印象があります。
合気道の最大の特徴は、試合形式をとっていないということです。
それは、試合に勝つことを目的としているわけではないからです。
…といっても、試合形式を取り入れている流派もありますが、
これは本来、合気道の開祖、植芝盛平先生の趣意からは
逸脱するものだと、私どもは考えています。
日本の武道が試合形式をとるようになってから、
武道はスポーツ化してしまいました。
その結果、単に勝ち負けや、強弱、
あるいはどちらが優れているか、劣っているか、
どちらが速いか、遅いか、
…そのような、勝負・優劣、遅速・強弱にばかりこだわって、
武道本来の高い精神性が失われています。
合気道は相手(人)を倒すことを目的にしているものではなく、
自己に打ち克つことを目的にしているため、
あえて試合形式をとっていないのです。
合気道で、護身術を身につけることができますか?
合気道は一般に「護身術」というイメージが強いようですね。
もちろん、合気道の技のなかには、護身術に応用できる要素は
たくさん含まれています。
イザというときに、武術の心得が何もないよりは、
あった方が良いのは、いうまでもありません。
それでも、基本的に覚えておいていただきたいのは、
「護身術」などというものは、
一朝一夕に身につくようなものではありません。
「生兵法はケガのもと」ともいいますから、
うかつに危険に近づくと、思わぬ災難に遭ってしまうこともあります。
それよりも大切なのは、まず「危険」を察知する
洞察力・直感力を身につけることが先決です。
そしてイザというときに、気持ちが動揺して、
冷静な判断ができないようでは困りますから、
心の鍛錬による強い精神力が必要なのです。
何よりも人に襲われるようなスキのある自分にならないように
心掛けることが先決と認識してください。
学校で以前使っていた柔道着があるのですが、使えますか?
白の上下であれば、柔道着(衣)でも、空手着でも、
もちろん合気道着でも使えます。
各道着は、それぞれの武道に合った作りがほどこされていますが、
柔道着や合気道着が良いと思います。
※合気道着は一般的に高いので、柔道着で充分です。
また色のついている道着や他の団体名が入っているものは、
ご遠慮いただいています。
道着をお持ちでない方は、各道場・教室の事務所で
販売していますので、お求めください。
最近、インターネット上などで、安い道着などが出回っていますが、
生地や縫製が粗悪のなものも多いので、お気を付けください。
また合気道は、「受身」をとりますので、
すり傷などのケガを防ぐためにも、
あまり生地の薄い道着(空手着など)は、不向きです。
多少、値段が高くても、しっかりとしたものを用意し、
さらに洗い替えなども持っていると、けっこう長く着られます。
稽古のしかたにもよりますが、子どもなどは、良いものなら、
5~6年ぐらいは、普通に着られます。
続くかわからないので、トレーニングウェアで稽古したいのですが…
「せっかくやり始めても、続くかどうかわからないので、
まずはトレーニングウェアで稽古してもいいですか?」
という方が、時おりいます。
安易に始められるものは、安易にやめることもできます。
入会金や月謝、道着代など、お金をかけることは、
確かに一時のご負担にはなるかとは思いますが、かけた分だけ、
真剣に学び、安易にやめたりしないストッパーにもなります。
また、先ほども触れたように、道着にはケガを防ぐ効用があり、
同時にまた、日常のわずらわしさやストレスなどがあっても、
道着を着て、帯をピシッと締め、道場にあがると、
何ともいえないスッキリとした心の清浄を覚えるものです。
道着には、そのような精神的な効用と意義があるので、
入会者には、全員、道着を着用していただいています。
女性にもできますか?ケガをすることは、ありませんか?
「合気道は『関節技』という、痛いイメージがあるのですが、
ケガをしたりしませんか?」
「女性は、何人ぐらいいらっしゃいますか?」
これもよく受ける質問です。
女子学生やOLの方から主婦の方まで、女性の会員の方も、
たくさんいらっしゃいますから、安心して稽古ができます。
ご存知かもしれませんが、合気道は、比較的他の武道にくらべると
女性の人口が多い武道だと思います。
一般クラスでは、ふつう男女混合で稽古をしていますが、
道場によっては、「女性クラス」という、女性専門のクラスもあります。
また、実心館合気道の関節技(いわゆるしめ技)は、
そのほとんどが「順手」です。
「しめ技」と聞くと、
ちょっとこわいイメージ、
痛そうなイメージを持たれるかもしれませんが、
関節が曲がる方向に曲げるのが「順手」ですから、
むしろストレッチ運動になる健康法ともいえます。
ときに、関節技をかけてもらうことで、
肩こりが治ってしまう人や、悩まされていた腰痛や
腕の疲れが取れてしまう人もいるほどです。
指導者の指示に従って、正しく稽古をしていれば、
ケガをすることはまずありません。
安心してください。
帯の色がそれぞれ違うみたいですが、定期的に審査があるのですか?
合気道には試合がないかわりに、
それぞれ稽古の深浅をはかるための審査があります。
各級によって決まった色帯があり、稽古をする際にも、
一目で級が分かるので、指導者も認識しやすく、
また会員同士がお互いに稽古をする際にも、
分かりやすいのです。
当会では、幼児は初級(ピンク帯)ないし
10級(グリーン帯)から始まり、
高校生以上、一般社会人などは5級(青帯)からスタートします。
それぞれ個人差がありますが、
子どもでしたら、だいたい1年に1回ないし2回の審査がふつうです。
学生や社会人の方は、それぞれ稽古の仕方も回数も違うので、
マイペースで、上級を目指しておられます。
5級からは、「実心館合氣道」の審査と並行して
「心身修学道」の審査もあります。
また女子は中学生以上、男子は2級以上で袴の着用が許されています。
稽古を始めて、まず目標とするのは初段の黒帯です。
なお審査は、各道場・教室の稽古のなかで随時実施していますので、
定期的なものではありません。
それぞれの稽古の進みぐあいに合わせて、
指導者から審査の許しがあれば受験することができます。
入会してから、何年で黒帯になれますか?
これもよく受ける質問ですが、稽古というものは、
カリキュラムにしたがって、単位をとり、
技ができるようになれば、
昇級・昇段ができるというものではありません。
「道」と名のつくものの修養というものは、
技の修得と同時に、人格的な向上を目指すものですから、
期間や技の修得だけで、
一概に「〇年で黒帯になれる!」とは、言い切れません。
ですから、昇級・昇段のペースは、
個人の能力、体力、年齢に加え、人格的な修養によって
それぞれに異なり、個人差があります。
早いから良いというものではなく、
遅いからダメだというものでもありません。
シニアにも合気道はできますか?
「60の手習い」で、何かはじめようと思い立ちましたが、
若い人たちと一緒のクラスでは、ちょっと不安…
そんな方も、最近では、とても多くなりました。
最近では、合気道や弓道などは、
「無理なく長続きでき、シニアに人気」と
新聞(日本経済新聞)などにも紹介されました。
実心館合気道は、老若男女、年齢や性別を問わず、
その人の体力に合わせてマイペースで稽古をすることができます。
いきなり無理な身体の使い方をし、運動やスポーツをしても、
ケガや故障をまねくばかりです。
加えてシニアの方は、まじめな方が多いので、
ついつい、頑張りすぎてしまうこともあります。
「継続は力なり」ですから、
長く続けられるよう、無理なく、肩の力を抜いてやることも大切です。
ゆっくり、できるところから少しずつ進められますから、
近年、合気道や弓道、居合道などをたしなむ
シニアの方が増えているのです。
当会では、年配者の方は特に、
いきなりドテンバタンと動くわけではありません。
特に、普段、運動不足ぎみの方や、体力に自信のない方は、
心身の正しい使い方を様々な「体操法」で学び、
立ち居振る舞いのなかから、日常の心身の使い方を見直す
「心身修学道」から稽古をしていただきます。
ですから高齢の方でも、ペースを守って、
ゆっくりやっていただければ、決して無理なことはありません。
そして当会では、合気道はもちろんのこと、
木刀や居合刀を使った、剣法や、
杖(じょう)という丸棒を使った、杖道(じょうどう)まで
兼修して学ぶことができます。
剣や杖などは、合気道よりも、
更に長く稽古をつづけることができるものです。
もちろん、年配の方は若者のようにドテンバタンとは
動けないかもしれませんが、
同じクラスで若い世代の人たちと接することによって、
肉体的にも精神的にも若々しくなる方がたくさんいらっしゃいます。
必ず、良い刺激になるはずです。
合気道はまったくはじめて。稽古についていけるか不安です。
最初は、誰でも初心者です。
どなたでもはじめてのものには、不安が先立ちますが、
「案ずるより産むが易し」です。
当会では、初心者には一定期間、指導者や上級者がついて、
直接指導にあたりますので安心してください。
それによって、それぞれの体力、ペースを把握し、
指導者が、稽古の進め方を判断していきます。
「武道の道場」というと、ちょっとこわいイメージを
お持ちの方も多いようで、とても気合を入れて、
身構えていらっしゃる方も多いのですが、
稽古を見学していただくと分かります。
「武道の道場」といっても、特殊・特別なことをする場ではなく、
また、ピリピリとして私語もできないような雰囲気ではありません。
「当たり前のことを当たり前にできること」を
修行の目的としていますので、
みなさん和気藹々と楽しく稽古している様子が
うかがえると思います。
正坐ができません。大丈夫ですか?
武道=正坐
…というイメージをお持ちの方が
多くいらっしゃると思いますが、
実は正坐という坐り方は
比較的、新しい坐り方で、江戸時代の
中・後期になって
武家から一般庶民の間にも普及した
坐り方であったことが分っています。
ですからその意味では
必ずしも「武道は正坐!」とは限らないのです。
一方、正坐は、もともと体に良いものです。
以前はよく正坐をすると
「足が短くなる」
「O脚になる」
「スタイルが悪くなる」
などと言われて敬遠されたことがありますが、
現在では、それらのことは、
まったく根拠のないことだということが分かっています。
骨盤を立てて正しい姿勢で正坐をすることは
知らず知らずのうちに体幹の筋力がつき
年齢とともに衰えがちな足腰に対する負担が
軽減されていきます。
年齢とともに腰が曲がってしまったり
疲労困憊(こんぱい)すると
腰骨を立てることができなくなるのは
姿勢を維持する体幹の筋力が衰えるからです。
ソファやイスの生活に慣れている現代人にとって
正坐は、ちょっとつらい姿勢かもしれませんが、
慣れてくると何でもない、むしろ楽な姿勢ですし
むしろ正坐をして少し足がしびれるくらい坐ると
下半身の毛細血管の収縮運動をうながし
血行が良くなって冷えを予防・改善します。
正坐よりも楽な坐り方として、「胡坐(あぐら)」や
女性の「横坐り」などがありますが、
胡坐は骨盤が寝て(倒れて)後退してしまい、
かえって腰に負担がかかって長く坐ることはできません。
横坐りは腰骨が片側にねじれてしまうので
これもおすすめできません。
それに比べて正坐はしっかりと立腰でき
この姿勢をキープするでけでも
体幹を鍛えることができ、しかも「楽」です。
ただし、いま現在、膝が悪い方や、膝が痛い方などに
無理に正坐をしていただくことはありませんので
安心してください。
できる方は、無理のない程度に正坐をすれば大丈夫ですし
膝を痛めている場合には、足をくずして
胡坐などの姿勢で坐っていただいてもOK!です。
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