子どものページ：袴について
はかま
日本では 男の人の せいしきな ふくそうは
はおり（羽織）に はかま（袴）の すがたです。
会長先生の はおり はかま すがた
だから ほんとうは 合気道でも
ほかの ぶどう でも
じょうきゅうしゃ（うまい人）は はかまをつけるのが
せいしきな すがたなんです。
おさむらいさんは かみしも（裃） という すがたで お城にあがるんだよ。
いまでは からて（空手）や じゅうどう（柔道）などで
どうぎすがたは 見なれていると 思うけど
あのすがたは ほんとうは…
ぶし（武士）の したぎ（下着）すがた なんだよ！
え～!?ちょっとびっくり！ 
下着すがたなんだぁ！
合気道では はじめから はかまを はいてやると
はかまに 足をひっかけたり、すそを ふんで
ころんでしまったり するので
さいしょの ころは はかまを つけないで
けいこを するんだね。
それから 教えてくれる
先生の ほうから するとね
はかまを はいていると
足の動きが 見えなくて 教えにくいから
しょしんしゃ（初心者）は はかまを はかなせないんだ。
※しょしんしゃ…合気道を はじめた ばかりの 人のこと。
はかまの ひだ
ところで！
ここでひとつ もんだいです！
はかまの ひだ（おりめの せん）は
いったい 何本 あるでしょうか？
２本ぐらい？
３本!? ちょっと ハンパかな…
１０本!! そんなに ないか…
じゃあ ８本!!…
せいかいは…
５本!!でしたぁ～
サムライに とって せいしきな ふくそうである はかまには
まえに５本、うしろに１本の ひだが あって
それぞれに いみが あるんだよ！
まず まえの５本には こんな いみがある
| なまえ | いみ |
|---|---|
| じん【仁】 | 人としての やさしさや おもいやり |
| ぎ 【義】 | 人として 正しい おこない |
| れい【礼】 | 人や もの しぜんに たいする うやまい |
| ち 【智】 | 正しい ものごとを 見わける ちえ |
| しん【信】 | 人としての しんよう（信用）や しんらい（信頼） |
そして うしろの１本には
ぶし（武士）として 一本の すじが とおったような
まっすぐな 生きかたのことを しめして いるんだ！
へぇ～ そうだったんだぁ
そう！
だから はかまを はくときには
そういう いみを よく むねにおさめて
それを いしき するように
あえて 左足から はくんだよ。
え？なんで 左足？
ふつう 右ききの 人が 多いでしょ
日本人の 使う どうぐは 右きき用が 多いよね
刀にしても はさみに しても…
だから 子どもの ときから
右ききになるように れんしゅう させられたんだね。
でも 「右きき みがって（身勝手）」っていう
ことば（言葉）が あって
どうしても 好きなほうばかり
やりやすい ほうばかりに なってしまうのが
人間の クセなんだ。
いしきして はかまを はく
だから あえて 左足から はかまを はくことで
しっかりと はかまの いみを いしきするように したんだよ。
うわ～ おもしろ～い!!
そんな ふかい いみが あったんだね！
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